実は強いぞ6ソーサラーガイド

こんにちは。Best佐藤JPです。

JP・NAサーバーのチャレンジャー帯でTFTをプレイしています。

やや長い記事になります。大事なところは太字で強調しておくので、そこだけ飛ばし読みもGOODです!

 

・この記事は

6ソーサラー構成の立ち回り解説記事です。

この構成を使っていれば必ず1位を取れるとか、そういうことはありませんが、日本サーバーのチャレンジャー帯で使ったほとんどの試合で上位入賞できているので、そこそこ強いんじゃないかなと思います。

簡単な構成コンセプトの解説のあと、実際の立ち回りを時系列順にまとめ、最後に各チャンピオンの特徴をまとめた記事になっています。

 

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ヘラ無しでの構築例

 

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実践でのイメージ

 

・構成の簡単なまとめ

構成のコンセプト

不人気チャンピオン・アイテムを集め、6ソーサラーとレベル6オールインによって中盤を安定させ、3コス☆3キャリー(ベイガーやエイトロックス)に繋げて上位を狙う

 

☆いいところ

レベル・リロールに序盤~中盤からお金を入れるので、安定してヘルスを保つことが出来、下位を取りづらい

3コストキャリーのエイトロックス・ベイガーは不人気で集まりやすく、☆3にできれば優勝を狙える

必須アイテムがない上、この構成で多くほしいARやAP、マナは現環境でそれほど人気がない

敵を素早く倒せるので、連勝中に延長戦バグの影響を受けづらい

 

☆わるいところ

試合の早い段階での引きに勝敗が左右されてしまいがち

他の構成に心変わりしづらい

ほぼ詰みのマッチが存在する(呪いの剣が無い時の☆3シヴァーナ)

 

 

・どのアイテムを目指すか(寿司で何を取るか)

もちろんアイテムの優先度は試合によって違いますが、以下のアイテムは優先度が高いです。

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だいたいどの試合でも使えるアイテムたち

STierのGAとソラリは、前衛の少ないソーサラー6構成の耐久力を誤魔化すことの出来るアイテムです。序盤から終盤まで常に活躍してくれる必須級なので、がっつり目指しましょう。

ATierのアイテムの優先度や強さは状況によりますが、基本的にはエイトロックスやベイガーのキャリーアイテムと考えてください。最終形に入ることもあるエイトロックスは、火力が凄まじいですが耐久性能がそれほど高いわけではないので、ドラゴンクロウ、PD等で補強します。セラフやガンブレはエイトロックスに積んでも強いですし、☆3ベイガーに持たせれば一気にキャリーポテンシャルが上がります。 モレロ(赤バフやパンテオンでも一応代用可)は終盤の血剣ドラクロドレイヴンやワーモグパンテオンを落とすのに役に立ちます。

 

これら、GA・ソラリ・PDに必要なARと、ソラリ・ガンブレ・モレロに必要なAPを優先的に集めてゆき、適宜アイテムを作っていってください。マナは不人気なので余裕があるタイミングで取り、☆3ベイガーが出来た時に備えましょう。

 

 

・序盤(ゴーレム戦まで)の立ち回り

序盤は勝っても負けても良いです。不人気アイテムを多く集めることになるので、勝ってもよいし、負けてヘルスを減らしてしまってもゴーレム後、ラウンド3からが本番なので大丈夫です。

ただし、ソーサラーチャンピオンを出来るだけ抱えることと、その他のチャンピオンに関しては基本的に利子を優先することにだけは気をつけて下さい。

 

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利子優先の目安

エイトロックスとソーサラーチャンピオンはゴーレム後にリロールしてまで探すチャンピオンたちなので、利子よりも優先します。期待値もへったくれもなく大雑把に言えば、数ターン後にリロールをしてまで探すチャンピオンたちを取っておかない理由はない、ということです。(ナイト構成を目指している時に、ポッピーやドレイヴンをボードに出していなくても、利子よりも優先して抱えるようなイメージ)

逆に、他のチャンピオンに関してはどんどん売って利子にしましょう。ゴーレム以前については、連勝しているとき以外は、現行の構成が少し弱くなってもあんまり気にしないでください。

 

このような立ち回りをしていると、レベル4ではゴーレムに負けてしまうことも多いと思いうので、遅くともゴーレム戦でレベルを5に上げましょう。ゴーレムの2ターン前に8ゴールドかけてレベルを5にしてもOKです。

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低レベル時のリロール確率表

レベルを4から5に上げるだけで、3コスチャンピオンの排出率が1.5倍以上になります。

エイトロックス・ベイガー・モルガナを集めたい構成なので、早めにレベル5にするのも有効というわけです。この立ち回りは、序盤にそこそこ強い盤面が出来て、連勝が見込める場合や、2-4でレベルを上げてもそのターンの利子に関係ない場合にすることが多いです。

 

 

・中盤の立ち回り(ゴーレム後~ラプターまで)

レベル6~7がこの構成のパワースパイクです。連勝出来る強さの構成になるまでリロールをして、ソーサラーたちの☆を重ねましょう。

3-2でレベルを6に上げ、お金を全部使って構成を整えます。ゴーレム前から連勝している場合は、連勝を維持するためにゴーレム直後の3-1にレベルを上げてもOKです。

 

6ソーサラーに行くと心に決めた場合、2コス以上で☆2を作っていいチャンピオンは、基本的には「ソーサラー」と書いてあるチャンピオンと、エイトロックスだけです。

理由は、ユーミを持っていない限り、レベル7で6ソーサラー+エイトロックスの形を作るのに他のチャンピオンは入らないからです。ポッピーやイヴリンはたしかに強いチャンピオンですが、レベル7ソーサラー6のバーストには劣ります。(ユーミを持っている場合は、集まったチャンピオンや敵の構成によってシナジーを増やすことになります、その場合は「終盤の立ち回り」のところを参考にしてください)

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レベル6での構成イメージ

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平均的な3-3はこれくらいかも

2~3コストチャンピオンたちのパワーで敵を焼き払いましょう。

上の画像のように6体中4~5体が☆2になっていて、残りを適当なチャンピオンで埋めることが多いです。構成イメージのように☆1ケネンやポッピーでヨードル3を出すこともありますし、☆1チョガスでヴォイド2を出すこともあります。イヴリンやブランドなんかも相性がいいですね。

 アイテムに関しては、ゴーレム後の段階で完成アイテム2つ、3-4の寿司後に完成アイテム3つほど作れると良いペースだなと感じますが、無理に6ソーサラーと相性の悪いアイテムを合成する必要はありません。

 

ウルフ後のラウンド4では前述のとおり、レベル7でソーサラー6+エイトロックスの形を目指します。

3-2でオールインしてしまうと、ウルフ後の時点ではレベルをギリギリ上げられるぶんくらいのお金しか残っていないと思いますが、気にせずレベルを上げましょう。というのも、レベル7のスパイクは単純に6ソーサラーシナジーによるもので、レベルを上げるだけで強さが得られるからです。つなぎに使っていたチャンピオン(ケネンやポッピー、チョガスなど)も、売ってしまって大丈夫です。ユーミが作れない限り、それらが構成に入るのはレベル8以降になります。

 

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レベル7の構成例

ダメージはエイトロックスとモルガナでほとんど十分なので、無理に☆1のオレソルを入れるくらいなら、☆2カサディンで相手の前衛のCCを遅らせるなどした方が良いです。

この段階で、エイトロックスとモルガナが☆2になっていればほとんどの相手に勝つことが出来るはずです。もし運悪く連勝が止まってしまったとしても、こちら側も少なくとも前衛を溶かし、ベイガーが後衛を1~2体倒しているはずなので、被ダメージは少ないでしょう。

状況にもよりますが、4-3以降は無理にリロールすることなく、お金を貯めましょう。レベル8で入れたいチャンピオンであれば抱えてOKですが、ある程度利子もほしいので、明確な理由がない限り2種類以上のチャンピオンを抱えるのはやめましょう。

 

 

・終盤の立ち回り(ラプター以降)

ここまでうまく行っていれば、ヘルスをある程度残した状態でラプター戦を迎えられているかと思います。

ラプター戦が終わったラウンド5では、5-1から5-3くらいにはレベルを8にしてシナジーを増やしましょう。どのような状況の時にどのシナジーを増やすと強いのかを、解説していきます。

 

3ヨードル

ナー(またはポッピー、ケネン)を投入し、3ヨードルを作ります。

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3ヨードル

ヨードルシナジーソーサラーやナイトシナジーなどとは異なりヨードルチャンピオンにしか効果がないですが、それでもレベル8でヨードルを採用するのは、相手にオートアタック系のチャンピオンが多い時です。ソラリのついたルルやナーに、ソーサラー達がスキルを打つまでの時間を稼ぎます。ポッピーやナーがソーサラーバフと相性が良いのも、積極的に採用したい理由の1つです。

 

4デーモン(要ヘラ)

ブランド(またはスウェイン)を投入し、デーモンシナジーを4にします。ダーキンかユーミが必要になります。

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4デーモン

6ソーサラー4デーモンブランドの速い高火力のスキルは、相手の後衛、ドレイヴンやジンクスがドラゴンクロウを積んでいないときに有効です。

ただし、ヨードルを入れた場合に比べて前衛が柔らかくなってしまう点と、オレソルやブランドのスキルは配置で対策されやすい点が気になります。ルルやエイトロックス、モルガナあたりを☆3にして前衛を補強したり、最終盤のデーモン4☆3ベイガーにアイテムを持たせたりしてうまく補いましょう。

 

ドラゴン

パンテオン(またはシヴァーナ)を投入し、ドラゴンシナジーを追加します。

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ドラゴン

ドラゴンシナジーが強いタイミングは、相手にソーサラー系(ソーサラー6ミラー、デーモンソーサラーエレメンタリスト、オレソル・カーサスキャリーのナイト)が多い時ですが、パンテオンは現在最も人気な5コストチャンピオンなので、重なりづらいのが難点です。シヴァーナにせよパンテオン☆1にせよ、それほど耐久性能が高くない上、範囲CCが増えるわけでもないのも苦しいところです。

レベル7~8で運良くパンテオンが集まったり、ニーコで☆2が見込める時は目指しますが、ドラゴンミラーにはベイガー☆3という強力な勝ち筋もあるため、そちらをまっすぐ狙うのも手です。

 

ヴォイド

チョガスを投入し、2ヴォイドを追加します。

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2ヴォイド

ただでさえ強いチョガスのスキルですが、ヴォイドと6ソーサラーシナジーでアイテムが無くてもめちゃくちゃなダメージが出ます。とはいえ、このヴォイドシナジーを優先するのは、ノーブルやドラゴンなど、Trueダメージが有効な相手と戦う時くらいです。チョガスのスキルがきれいに出れば強いですが、アサシンを狙って自分の陣地にスキルを打つようなこともあるので安定性は低く、リスキーな選択だからです。ブローラーが流行っているためチョガスを簡単には重ねにくいのも、ヴォイドを出しにくい理由の1つになっています。

 

・・・このように、色々構成の選択肢はありますが

ベイガーを☆3にしてセラフを持たせればほとんどの相手に勝つことが出来るので、最優先で目指しましょう。余裕があったり、集まりがよかったりする場合は、同時にエイトロックス☆3やカーサスなど5コスの☆2を狙ってください。

ベイガーの☆3を優先するならレベル7で止めても良いのではないか、という考えもあるかと思いますが、相手の☆2パンテオンやカイサに耐えられず一気にヘルスを削られてしまう危険があるので、ヘルスを維持するためにもレベルにお金を入れた方が無難でしょう。この構成はラウンド3~4でとても強いですが、相手にドラゴンクロウやトラップクローが増えるラウンド5以降は思うように勝てなくなってくると思います。じっと耐えながら、強力なチャンピオンが揃うのを待ちましょう。

☆3を作るコツは、自分が致死圏内に入るまでリロールしすぎないことです。ちびちび投資して8体目のチャンピオンの☆2やオレソルの☆2を作りながら、じっと耐えましょう。

 

 

・おわりに

以上が僕の6ソーサラーの立ち回りになります。トップメタでない構成で安定して勝てたのが自分にとっても久々で、TFT黎明期の頃を思い出し、嬉しさでつい記事を書いてしまいました。ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。

レベル7での4コスト、8での5コストが必須でない構成になるため、安定して早めのパワースパイクを見込みたい時に有用な構成だと思います。皆さんも是非試してみてください。(そして、もっと強い立ち回りがあればこっそり教えてください!)

付録としてこの下に各ソーサラーチャンピオンの雑感を書いているので、よければそちらも立ち回りの参考にしてください。

質問などがあれば、ここのコメント欄だけでなく、ツイッターやTwitchのコメントでも、お気軽にどうぞ!(記事や配信を通して皆さんと交流出来るのが楽しみです🐶)

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配信ダイジェスト:6ソーサラー

序盤運が良い試合(3-2でエイトロックスを重ねられた)ですが、配信中に6ソーサラーで1位を取った時のビデオです。いきなり喋ってるので音量注意です。

 

 ・付録:ソーサラーチャンピオンたちの解説

各チャンピオンの簡単な解説をしていきます。

 

・カサディン

相手のマナを吸える唯一無二の能力があります。相手のセジュアニやチョガスの前に置き、スキルが発動する前に周りのソーサラーに落としてもらいましょう。好みにもよるとは思いますが、☆1のオレソルやカーサスよりも、☆2カサディンを優先することが多いです。縁の下の力持ち。

 

・アーリ

攻撃範囲の狭さから、それほど強いチャンピオンではなく、オレソル☆2のタイミングで抜けていくことが多いです。しかし、スキルの復路がTrueダメージとなり、ドラゴンに対してダメージが通るので、相手にシヴァーナやパンテオンがいる場合有効な選択肢になることもあります。3ヨードルを出す場合、ナーと合わせてワイルド2を出せます。

 

・ルル

前衛の薄いソーサラー構成において、ヘルスを増やす擬似的なタンクです。2コストなのでゴーレムまでに自然に☆が重なることもあり、序盤に☆2ルルが2体集まれば☆3のチャンスです。(レベル8での2コストの排出率が下がったので、レベル7までに集まらなかった場合は☆3を諦めましょう)

 

・TF

青カードを引ければ最強ですが、他の色の効果が弱すぎるので、マナアイテムを持たせたり、☆3を目指したりするべきではないと思っています。あくまで青カードを引けた時に、勝てない相手に勝ったり、勝てる相手に多くダメージを与えられたりする上振れ要素として考えましょう。基礎ASが高いので、ヘクステックも考慮した時に呪いの剣やハッシュなどを持たせるのに向いています。

 

・モルガナ

スキルが防御系ではないですが、最前列に置きたい関係上、ソラリやGAと相性が良いです。エイトロックスの近くに置いても、スタンが発動する前に相手が死んでしまうことも多いので、逆サイドに置いて時間稼ぎに使うことが多いです。

 

・ベイガー

☆3+セラフでキャリーです。6ソーサラーで1位を取る試合の多くが、☆3ベイガーキャリーになっています。実際のところ、ベイガーが☆3になってしまえばソーサラーバフなんてあろうがなかろうが関係ないので、ベイガーキャリーという意味では6ソーサラーである必要はないですが、2~3コストのチャンピオンを集める点と、「ヨードル/ソーサラー」と”書いてあることが強い”点で、負担なく☆3を目指すことが出来ます。☆2パンテオンを消し飛ばす喜びに勝るものはありません。

 

・エイトロックス

ソーサラーチャンピオンではありませんが、スキルの火力・範囲・回転率いずれも6ソーサラーと相性がいいです。防具を持っていない前衛ならば、エイトロックスがAPを積んでいなくても一発で倒せることもあります。6ソーサラーではAPを積んでもオーバーキルになることも多いですが、ヘルスを積んだセジュアニやブローラーなどに強くなるので一長一短ですね。

 

・オレリオン・ソル

普段6ソーサラーではエイトロックスをキャリーに据えるので、オレソルにはあまりアイテムを持たせないことが多いです。☆2になるかどうかが不安定である点と、寿司で取るアイテムに防具を重視している点が大きいですね。スキルを打つ頃には相手が壊滅していることも多いので、レベル7の時点で無理に☆2を目指す必要はないと思います。

 

・カーサス

☆2になれば相手の構成を破壊しますが、☆1だと微妙です。☆1カーサスと☆1エイトロックスのダメージの数値がだいたい同じといえば、微妙さがおわかりいただけると思います。連勝してレベル8に到達した時に、ベイガーやエイトロックスといっしょに集めて☆を重ねられると強いです。

 

以上です。ありがとうございました!